肺がんの再発での生存率と余命 抗がん剤治療で完治できるのか!?
身体の中にがん細胞を抱えるがん。その中でも肺にできたものを肺がんと言いますね。がんは一度治療を終えたと思っても、体内に種が残っていて転移、再発する恐れがあります。今回は肺がんにおける再発、特にその生存率や余命について見ていきたいと思います。更に、抗がん剤治療での完治の可能性などもご紹介していきましょう。
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肺がんが再発した時の生存率、余命は?
ではまず、肺がんが再発した時の生存率や、余命についてです。実は、肺がんは再発すると生存率は低く、余命もその他のものに比べて短くなることが多いのです。
そもそも再発とは、それまでの治療によって見えなくなったがんが、切除し切れておらず、再び現れるというものです。全く別物の場合は2次がんといいます。再発は局所再発と遠隔再発の2つがあります。このうち特に多いのは遠隔再発ですね。リンパや血液に乗って他の部位にがん細胞が移ります。とても小さな病巣は見つかりにくく、再発を完全に防ぐというのは難しいことなのです。
では、実際に再発の時の生存率と余命についてです。肺がんは元からがんの中でも生存率の低いものです。最初のがんでも、5年間の生存率は男性で25%、女性で41%となっています。その再発となると、生存率は更に低くなっていきます。
余命についても同様です。がんには段階があり、発見された時の段階が人によるため、一概にどのくらいの期間と言うことはできません。しかし、やはりこちらも最初のがんの時と比べると非常に短いものになってしまいますね。
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肺がんが再発した時、抗がん剤治療で完治するの?
続いて、再発した肺がんは、抗がん剤で完治するのかについてです。結論から先に述べてしまいましょう。正直な話、その完治は難しいのが現状です。
再発したがんは進行が非常に早いため、完治させることは非常に難しいのです。放射線治療や、抗がん剤治療などでもって苦痛を軽減し、落ち着いた生活を目指していくのが主流です。
ただし、抗がん剤治療は再発前にも行われていることが多いです。肺がんが再発したものである場合、それまでに用いた抗がん剤に耐性ができていることがあります。同じ薬では効かないので、前とは異なる抗がん剤など、少し変化を加えた治療が求められるのです。
まとめ
いかがでしたか? 肺がんは再発の可能性が高く、またリスクも高い病気です。患者にとってつらい情報ばかりだったのではないでしょうか。本文でも少し触れましたが、最近では完治を目指すのではなく、抗がん剤や放射線による治療でもって、その痛みを緩和し、穏やかな生活を送ることが目指されています。再発してしまったとしても、どうか暗くならずに、幸せな生活を求めることはやめないでくださいね。
加えて、患者の負担を減らすには、再発の早期発見が鍵です。がん細胞は大きくなればなるほどリスクも増していきます。最初の治療後、もうがんのことを考えるのは嫌かもしれません。しかし、再発の可能性に気をつけて、検診をこまめに受けるなど早期発見に努めましょう。
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