乳癌の症状で痛みがチクチクしたりかゆみが!末期の前兆?
今回は、乳癌の症状でも特に痛みに焦点を当ててご説明します。胸にチクチクした痛みを感じたり、かゆみを感じたりする事はないでしょうか?もしかしたら、それは乳癌によって脅かされた身体が悲鳴をあげているのかも知れません。このような痛みを放っておくと、癌が進行して治療が難しくなります。乳癌末期に入ると、痛みが加速し、命を落とす危険が高まりますので、治療を怠らないことが大切です。
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乳癌の症状でチクチク痛みがするのはなぜ?
乳癌の症状でチクチクした痛みが出る場合があります。この痛みは乳癌の初期段階において、皮膚のリンパ管に詰まっている癌細胞が浸潤を始める事が原因で表われる症状です。この兆候が、乳癌早期発見の糸口となります。
上記は炎症性乳癌に特化した症状で、胸の一部分に刺すような痛みを感じるのが特徴です。リンパ管から癌細胞が侵食を始めますので進行が早く、悪性度の高い炎症性乳癌はむくみや腫れを伴う痛みがあり、全身転移をしやすい状態にありますので注意が必要です。
このチクチクした痛みは、身体の細胞がSOSを出しているために表われるということですね。
乳癌の症状でかゆみがある場合はどんな状態?
乳癌の症状で、かゆみがある場合はほとんどありません。
しかし、乳癌の初期段階で乳頭にかゆみを感じたという人もいますので、少しでも違和感があれば、専門医に相談する事をおすすめします。
かゆみを感じた場合は、乳癌以外の疾患の疑いもありますが、乳癌が原因で表われるかゆみの場合には痛みに変わる前に対処が必要です。菌が入ると悪化して、適切な治療が行えなくなってしまうからです。
まとめると、乳癌の症状でかゆみがある場合はほとんどないです。
しかし、乳癌とは別の疾患が原因で炎症を起こしている状態ですと、セルフチェックではかゆみに紛れて乳癌の症状に気づきにくいので、「かゆい症状は、乳癌ではない」と決めつけずに、乳腺科を受診すると早期発見に繋がります。
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乳癌の症状でどんな痛みが末期なの?
乳癌末期の痛みについてご説明します。乳癌の末期には、身体の様々な部位に癌細胞の転移が見られ、転移した臓器に痛みを感じます。それぞれの臓器の痛みについて解説しましょう。
・骨に転移した場合は、進行すると肩や腰、背中の骨に痛みを感じるようになります。骨を叩くと痛みが増します。
・肺に転移した場合は、症状が進むと息苦しく、頑固な咳に悩まされます。胸膜近くに転移した場合は、胸水が溜まり、息切れを起こします。
・肝臓に転移した場合は、症状が進むとお腹が張って痛み、みぞおちの圧迫感や黄疸等の症状がでます。食欲が低下したり、胸水が溜まり、腹部が膨らむ症状も見られます。
・脳に転移すると、激しい吐き気や頭痛、めまい、ふらつきの症状が比較的初期に見られます。進行すると、痙攣や手足の運動機能の低下、呂律が回らなくなる症状が表われます。
乳癌末期は想像以上に苦しい痛みを感じるとされており、痛みを和らげるために時期や投与量に十分注意して薬物療法を行い、副作用とのバランスに注意しながら治療する事が重要です。
まとめ
乳癌初期の痛みから、末期症状までを解説しました。乳癌の末期になると、治療も困難になり、金銭的、肉体的、精神的にとても苦しくなります。ですので、乳癌早期発見が出来るように日頃からセルフチェックを行う等して気をつけていきましょう。小さな痛みも見過ごさない事が大切です。身体をよく観察して、大事にする事で健康的な生活を送る事が出来るのです。
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