冬の寝汗は風邪や自律神経等の病気が原因?対策方法を解説!
寒い冬、朝起きてみると夏のような寝苦しさはなかったはずなのに、ひどい寝汗をかいていることってありませんか? 朝方ベッドから出ると、汗が冷えてすごく寒いと感じてしまうことがあります。実は、冬の寝汗は風邪や自律神経など、重大な病気が背景にある場合があります。今回は冬の寝汗の原因と、その対策についてご紹介しましょう。
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冬の寝汗は風邪などの病気が原因?
ではまず、冬の寝汗の原因についてお話ししましょう。まず第一に考えられるのは、眠る環境が適していない可能性です。
そもそも寝汗は体の余分な熱を放出するために出るものです。風邪で熱が出ている時には、いっぱい汗をかいた方がいいと言いますよね? それはこの汗の力で熱を下げようとすることなのです。ですから、不快な寝汗はまず過度に熱の放出しようとしている、あるいは汗が上手く熱を放出できていないと考えることができます。
実例としては、冬の寒さで寝具を増やしますよね? その増えた寝具が汗による熱の放出を妨げていると考えることができます。また、寝る時の室温が高すぎると、余分な汗をかいてしまうこともあります。冬でも少し低いくらいの室温が寝るのには適しているのです。
これらのことを直しても駄目なら、気づかないうちに風邪を引いていて、熱を発散しようとしているのかもしれません。また、風邪ではなく、体の中のもっと深刻な何かが原因とも考えられます。冬の寝汗は、そのメッセージの場合があるのです。
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冬の寝汗は自律神経も原因?
また、自律神経の異常も考えられます。自律神経は寝汗の調節を行う場所ですから、その活動に何かが起こっていると、寝汗の異常が出ます。
寝苦しいわけではない冬にかく寝汗は、重大な病気の兆候である場合があります。結核や甲状腺の異常などの病気でも、ひどい寝汗をかいたりするのです。
結核はひどい咳と併せて寝汗をかくというのが、症状の1つとしてあります。また、甲状腺の異常でもひどい寝汗が出たりします。甲状腺は代謝を高め、汗をかかせる場所ですから、その異常が冬の寝汗に繋がる場合があるのです。
総じて、この後紹介する寝汗の対策をとっても、特に改善が見られない場合、病気を疑ってみてもいいでしょう。
冬の寝汗の対策方法
では最後に、冬の寝汗の対策についてご紹介しましょう。自分でできるものとしては、眠る時の環境を、適したものにしていくことです。
まず、先に挙げた冬に増えた寝具の数や、室温などを見直してみましょう。あまり大量の寝具をかけると熱が発散されませんし、寝返りがうちにくくなって快眠には向きません。室温も、冬で寒いからといって温めすぎるのはいけません。眠るには少し低めの室温がいいとされていますから、1、2度下げてみてもいいでしょう。
それに加えて、寝る前のストレッチやアロマの使用、静かな音楽を流しているなど、寝る際にリラックスできる環境作りに取り組んでみてください。上に書いた自律神経の異常ですが、実はストレスなどの心の負担で、自律神経が弱るのです。ストレスそのものの除去が難しい時は、生活リズムや環境を整え、リラックスできる空間を作ることが、質のよい睡眠を得るよい対策になるでしょう。
なお、重大な病気であった場合は、実際に病院にかからなければいけないので、これらの対策をとって改善が見られないかどうかを、1つの指標にしてみてくださいね。
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