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健やかライフ

鼻水と痰の違いとは?それぞれの特色をくわしく解説します!

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私達が風邪を引いた時や、花粉症、副鼻腔炎などの鼻の病気にかかっている時に、必ずと言っていいほど高い確率で鼻水や痰が出てくるのではないでしょうか?

鼻水が出るかと思ったら、痰が喉にへばりついたりして不快に感じることだと思います。

私も近頃鼻が詰まる不快感があったり、そうかと思ったら喉から痰がへばりつく感じになります。

実際に鼻水と痰は、色も透明色や黄色など被っているので、同じものなのか気になるところです。

ですので、鼻水と痰は何がどう違うのか調査すべく、詳しく調べてみました。

あなたも鼻水と痰の違いをよく知って、雑学知識としての理解を深めてみてください。




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鼻水と痰の違いは何?


鼻水と痰の違いは、結論から言うと液が生成される場所が違うので、全くの別ものとなるようです。

しかし、鼻水が痰になりうる場合もあるので、一概にはっきり分けられるというものではないようですよ。

この二つの特色の違いを比較するためには、まずそれぞれの症状がどういったものなのかをざっくりとでも知らなければ比較のしようがありません。

ですので、ここでは鼻水と痰の違いをご説明する前に、各症状のあらましを理解しましょう。

鼻水や痰は多くの方が一度は目にしたことがある症状だと思うので、どんなものかは大体イメージがつくとは思います。

しかし、実際に鼻水が体内のどういった器官から出ているのかや、なぜ出るのかなどの役割をご存じない方も多いのではないでしょうか?

同様に、痰がどこでどの様にして生成され、どういった役割があるのかは一般の方ではあまり馴染みがないかと思います。

それを踏まえた上で、ここで改めてその作用や、役割についどういったものかをご説明することで、鼻水と痰との違いもはっきりと見えてくると思います。

それでは、各症状がそれぞれどんなものなのか見てみましょう。

まず、鼻水がどういった役割を果たすのかwikipediaで調べてみました。




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そこから一部抜粋したものによれば、

鼻水は、鼻腔内の鼻腺、杯細胞などから分泌された粘液、および血管からの浸出液などの混合物である。鼻から吸った空気に適度な湿り気を与えたり、気道の粘膜を病原菌から保護するために常に分泌されているが、通常は無意識のうちに飲み込んでいる。
しかし風邪をひいた、花粉症にかかった場合などには、鼻や喉に付着した病原菌や花粉を殺菌し洗い流すために大量の鼻水が分泌され、鼻からあふれ出ることになる。
鼻水をすすると痰となって喉から出てくることがある。これは鼻と口が気道によって繋がっているためである。

出典元:Wikipedia

と明示されています。

ちなみに鼻腔とは、図の赤で囲んだ部分を指します。


フリーメディカルイラスト図鑑の画像を使用

人間にとっては、鼻水が出るととても厄介で鬱陶しく感じます。しかし、上記理由によると、あくまで自分の体を守る免疫反応だということが読み取れますね。

また、鼻水をすすると痰として喉から出ることがあるということから、場合によっては鼻水が痰になり得るということでしょう。

それとは別に痰が一体どういったものなのか、ヘルスケア情報サイトの「ヘルスケア大学」に分かりやすく情報が掲載されていました。

それによれば、

私たちののどは粘膜で覆われて保護されています。呼吸などによってのどに入り込んだ空気中のウイルスやほこりを体内に侵入させないように、粘膜から分泌される粘液でからめとったものが痰です。この痰を出すのも咳の役割で、炎症や汚れによって痰の量は増えていき、粘り気も強くなります。

出典元:ヘルスケア大学

と、明示しています。




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上記の内容からも分かる通り、痰にも私達の体の免疫反応として、ウイルスやほこりを体内に侵入させない役割があるのですね。

私は痰が出る度に役割を知らない間は鬱陶しく感じていましたが、体にウイルスや細菌を侵入させないためにはやむを得ない反応なのだということが分かりました。

それぞれの症状がどこで生成されるのかをまとめると、

鼻水の場合は、

  • 鼻腔内の鼻腺
  • 杯細胞
  • 血管

となり、

痰の場合は、

  • 喉の粘膜

となるようです。

これらを踏まえて分かったことは、生成する場所や、成分が違うので、鼻水と痰は同一のものではないことがご理解頂けましたでしょうか?

しかしながら、鼻水をすすった時に喉に垂れてきたのを自分で吸い出した時にできる痰もあるということです。そのため、鼻水が痰にもなり得るケースもあるというのが分かります。

似たような事象で、後鼻漏を患った場合は鼻水が喉の方へ流れてくるので、その場合は痰とは言えないのかもしれませんね。




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ちなみに後鼻漏とは、用語解説サイトのコトバンクに記載されている情報によると、

鼻に刺激が加わると、生体は反応して鼻汁が増加してきます。この刺激が持続すると、鼻汁分泌が亢進(こうしん)し、鼻汁過多の状態となって鼻孔から排出されたり、後方の鼻咽腔(びいんくう)に流れ出ていきます。
 この鼻咽腔に流れ出た鼻汁を、後鼻漏といいます。

出典元:コトバンク

と明示しています。

話を戻しますが、見た目としては、両方とも透明や白色、黄色をしていて同じように見えるかもしれません。けれども、先ほど述べた通りウイルスやほこりを体外に排出するための役割としてはどちらも同じようですね。

■鼻水と痰が同時に生じることはあるの?


株式会社サイバー・バズが運営しているWebサイトの「Doctors Me」の 医師の発言によれば、風邪などの身近な病気でも同時に起こることはあると述べています。
しかし、先ほど述べた通り、鼻水が喉の方に降りてきて痰になっている場合もあるので、同時に起っていると錯覚することはありそうですね。

そもそも、鼻水や痰って何の病気が発端となり生じるのでしょうか?
発端となる病気の症状を次章にて項目別に解説していますので、予備知識としてチェックしておきましょう!




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どういった症状の時に鼻水や痰が生じるの?


鼻水一つとってもその原因が風邪である場合もあるし、アレルギー性鼻炎や花粉症、副鼻腔炎などの鼻の病気が発端となっている場合もあるようです。

そして、痰には、色によっても症状が大幅に変わってくるそうです。痰の色は多岐に渡りますが、その中でも代表的なものとして、鼻水と同一色である透明色、白色、黄色などの場合に絞ってどういった症状が起因しているのか見ていきましょう。

副鼻腔炎

鼻腔を取囲んでいる骨の内部の空洞である副鼻腔という場所に膿がたまり、粘膜が膨らむことによって鼻水、鼻づまり、嗅覚障害などが起こります。鼻水が喉の方に降りていけば、痰となり、咳にまで及ぶことで気管支炎の原因ともなります。鼻水が喉に降りてきた場合、痰と混同しやすいので、違いがあることをしっかりと認識する必要がありますね。

急性気管支炎

気管支とよばれる粘液と上皮を分泌する細胞におおわれた空気の道筋のことです。呼吸をする時にこの部分に塵やほこりなどの空気が侵入してくるのですが、これらの異物を粘液に絡め取り、痰として生成して咳で吐き出します。症状を簡単に言えば、痰を伴う咳が出るということです。これが一番多く痰が発生する頻度としては多いのではないでしょうか?




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急性肺炎

肺炎とは、ウイルスや細菌が感染して起こす炎症です。痰以外にも…

  • 発熱
  • 全身倦怠感

胸通などが見られるそうです。

その中でも急性肺炎は年齢や性別に関係なく、悪化している場合は1週間ほどで死に至らしめる重い病気のようですよ。

急性咽頭炎

喉の粘膜や、鼻腔の奥にある咽頭が急性の炎症起こしている状態だということです。症状としては、咳、痰が出て、発熱及びのどが痛いなどの影響を及ぼします。発症の原因は風邪のウイルス感染や細菌感染、声の使いすぎなどが多く見られるそうです。

びまん性汎細気管支炎

呼吸細気管支と呼ばれる細い気管支が原因不明の炎症で、咳や痰、息切れなどを起こす慢性副鼻腔炎を合併する呼吸器疾患となります。副鼻腔炎と相まって感染と炎症を繰り返すようなので、想像するだけで辛そうですね。

各病気の説明でも少し触れていますが、一例としてこれらの症状に対して鼻水や痰は生じるようです。上記に挙げた症状を見てみると分かりますが、鼻水や痰は大きく分類された症状の中の一部というケースが多いということです。

ですので、鼻や喉に関係する病気になった際には、何かしらの場面で鼻水や痰と関わっていく必要がありそうです。

上記の項目で挙げた通り、病気の種類は多岐にわたります。

ですので、鼻水や痰が出てると言っても症状や度合いは千差万別なのです。 あなたが現在鼻水や、痰に悩まれているのかはこちらでは分かりません。ですが、もしそれらに悩んでいて数日経っても一向に改善が見られない場合は、まずは鼻の専門である耳鼻咽喉科に行くことをお勧めします。
そこで原因の糸口がつかめるかもしれません。

寝起き時に痰が出る原因が知りたいならこの記事で詳細に解説しています!

寝起きに痰が出るのはなぜ?その理由をくわしく解説します!




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まとめ

鼻水と痰の違いがご理解いただけましたでしょうか?
今までの振り返りとしてどういった違いがあったのか、ここでいま一度復習しておきたいと思います。

鼻水と痰が違う決定的なものとしては、元々成分や発生源が違うので、性質としては別ものとなるようですね。

そして、それぞれの生成される場所として、

鼻水の場合は、

  • 鼻腔内の鼻腺
  • 杯細胞
  • 血管

痰の場合は、

  • 喉の粘膜

でしたね。

しかしながら、副鼻腔炎などの症状によっては後鼻漏を患う場合もあるので、鼻水が喉へ降りていき、痰に変わるケースもあるということでした。

私自身、鼻水と痰をよく調べるまでは、見た目も透明色や黄色で似ているので、一見同一物かと勘違いしていましたが、生成する場所や成分が違うということで意外な発見でした。

また、鼻水と痰には悪いイメージしかなく、鬱陶しい印象しかなかったのですが、身体を守るための免疫反応だということには驚きました。

鼻水と痰の違いを詳しく知ることで、雑学的にも知識が増え、人と会った際のちょっとした話の小ネタにはいいのではないでしょうか?

また、もしあなたが上記に挙げたような鼻に関する何らかの病気を患っていたとします。その付随として、鼻水や痰が出ており、なかなか治らないようであれば、改善のためにも先ほど述べた通り耳鼻咽喉科で診察するようにしてください。

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