脳腫瘍の頭痛の症状とは?特徴がヤバい!
脳腫瘍は発見が遅れると命に関わる重大な病気です。症状の一つとして現れる頭痛は、痛みの強さや痛み方に特徴があり、初期段階で腫瘍を発見できる大事な指標となります。ですので、痛みにどのような特徴があるのか知っておくことで、早期発見に繋がり、自分の命を守る事ができます。今回は脳腫瘍の痛みの強さや痛み方の特徴を解説し、病気の理解を深めていきます。
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脳腫瘍の頭痛の症状とは?
脳腫瘍の頭痛は、初期では2割程度、進行すると7割程度の患者にみられる症状です。起床時に最も強く、時間が経つに連れ引いていきます。
頭痛の原因は、頭蓋内圧の亢進(こうしん)による場合と、局所の痛みを感じる部分の刺激による場合があります。起床時に強く午前中に軽快に向かう頭痛があれば、脳腫瘍が疑われます。早朝起床時の頭痛は、頭蓋内圧亢進症状の特徴です。
脳腫瘍が全体に移動すると、髄膜や血管等の痛みを感じる組織が引っ張られたり、捻られたりして刺激を受けると頭痛が更に強くなります。
脳腫瘍の痛み方の特徴
脳腫瘍の痛み方の特徴は、偏頭痛や緊張型頭痛の症状とは異なり、頭痛の症状だけでなく、痙攣発作等の症状を伴うという特徴があります。また、物が二重に見える、ぼんやり見える等の症状を伴う事も特徴的です。脳圧が亢進してくると、吐き気を伴う痛みも現れます。
また、偏頭痛や緊張型頭痛はこめかみの動脈が痛む症状が特徴的ですが、脳腫瘍による頭痛は不思議な感覚を伴う鈍痛がみられます。日頃から身体の痛みに注意深くならないと、脳腫瘍の痛みだと思わない可能性があります。痛みを甘くみないで、どんな痛みが身体を脅かす危険な状態のサインなのかを感じ取る事が大切です。
早朝に痛みを感じる傾向がありますが、腫瘍が増すと時間帯だけでは判別できませんので、脳腫瘍の頭痛の痛みの特徴を良く知り、少しでも疑わしければ脳神経外科を受診しましょう。専門医に病状を正しく診断してもらう事ができれば、不安が幾分軽くなります。
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脳腫瘍の痛みの強さ
脳腫瘍の痛みの強さは、初期段階では痛みの感覚はなく、腫瘍によって脳が圧迫され傷ついても腫瘍が小さいので痛みを感じる事はありません。
しかし、腫瘍の大きさが増すにつれて常に傷みや頭重感を覚えるようになり、頭痛が日を追う毎に酷くなっていきます。
脳全体あるいは一部に、圧迫感や頭重感、鈍痛が続き、腫瘍が脳を圧迫する割合が増えるにつれて痛みが強くなります。
まとめ
脳腫瘍による頭痛は、命に関わる危険なものです。早期発見をして速やかに治療を開始すれば、無駄に命を落とす事もないのです。頭痛の特徴をよく理解し、認めることは早めに専門医が治療を開始出来る事に繋がります。脳腫瘍は恐い病気ですが、きちんと向き合う事で未然に防げるリスクもあるのです。自分の命を守るために身体を大切にして、症状を見過ごさないようにしましょう。
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