溶連菌感染症で咳がひどい!鼻水や咳が止まらないときの対処法は?
溶連菌感染症で、咳がひどいのはなぜでしょう?どんな対処法があるのでしょうか?また、鼻水や咳が止まらない時は、どうすればよいのでしょう。今回は、そんな疑問や悩みにお答えします。
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溶連菌感染症で咳がひどい原因
溶連菌感染症で咳がひどい時、合併症、つまり「別の病気」を起こしている可能性があります。例えば、気管支炎、副鼻腔炎、中耳炎などです。主にむせるような咳が出ます。
そして、それらの合併症は、上気道で溶連菌が繁殖し、奥へ入り込むことで起きます。上気道は、鼻から喉の部分で、そこに溶連菌が感染し、喉の腫れや痛みといった扁桃炎や、咽頭炎の症状が出ます。
扁桃炎や咽頭炎、高熱は溶連菌感染症の主な症状ですが、鼻腔や喉の奥に菌が入り込むと、副鼻腔炎、気管支炎などを引き起こすのです。副鼻腔炎から喘息になることもあります。
咳がひどい時は、適切な治療をしなければ、悪化していき、治りづらくなります。ですから、風邪ではないかと思っても、喉の痛みや発熱、ひどい咳がある場合は、早く医師に診てもらわなければなりません。
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溶連菌感染症により鼻水や咳が止まらないときの対処法
溶連菌感染症で、鼻水や咳が止まらない場合の対処法として、耳鼻科、呼吸器科で診察を受けることがあります。
熱はないが咳や鼻水の症状だけがあり、ただの風邪に思い、治療が遅れる。除菌のための抗生物質の服用が終わっても、鼻水や咳が止まらない。こういった患者は、合併症がひどくなることを考える必要があります。
副鼻腔炎の場合、黄色くネバネバした鼻水が出ます。鼻づまりもひどいです。耳鼻科で薬を処方してもらい、鼻うがいを教えてもらう治療法があります。自分では、やさしく鼻をかむ注意が必要です。
気管支炎の場合も、専門の医師に診察を受けると安心です。そして、咳止めや吸入薬を処方してもらいます。自分では、乾燥を防ぐ加湿器を置いたり、白身魚や卵など良質のタンパク質の摂取でエネルギー補給をするといった対処法があります。
まず、喉の痛みや発熱、咳などの症状が出たら、病院へ行き、必要であれば検査をしてもらい、溶連菌感染症であれば、菌を除去するために10日間の抗生物質をしっかりと服用します。すると、2~3日で咳などの症状が落ち着いてきます。もし発疹などの副作用が現れ、危険と思われた時点で、服用中止になります。それは、菌の除去よりも、副作用のアレルギー症状のほうが問題とされた場合です。
ですが、溶連菌感染症の症状が原因となり、合併症が現れたら、悪化するのを防ぐために、
症状に合う治療を受け、自らも安静や対処法を心がけましょう。
子供がかかりやすい溶連菌感染症ですが、大人もかかります。通常は、一週間以内に快方へ向かいますが、周囲への感染を防ぐために接触をひかえ、マスクを付けましょう。そして、合併症が長引くことには、十分に気を付けてください。
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