インフルエンザで高熱時の対処法とは?この5つを抑えれば完璧!
インフルエンザは毎年冬頃に流行し、性別や年齢に関係なく誰にでもかかる可能性がある病気です。
特に小さい子供や、高齢者には重症化にまで発展するケースがあるので、侮れない病気なのです。
私は、知人にインフルエンザにかかっていて、高熱状態だった時の話を伺ったことがあります。その時の状況は壮絶だったそうで、思い出しながら話をするのもとても辛そうだったのを記憶しています。
その時は、私自身インフルエンザの高熱時に対処する知識がありませんでした。そのため、知人に気の利いたアドバイスが何もできずにいたことが悔やまれます。
ですので、今後インフルエンザで同じような高熱の災難が降り掛かった時に、自分自身の身を守るための自衛策を知っておきたいと思ったのです。また、万が一症状に出くわしている知人がいた場合に、良いアドバイスが出来るようにしたいと思いました。
そういった背景もあり、この機会にインフルエンザでの高熱時への対処法を徹底的に調べてみました。
あなたが万が一インフルエンザで高熱に見舞われてしまった場合を想定して、直前にあたふたしないように対処法を分かりやすくお伝えします。
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インフルエンザでの高熱時の対処法
インフルエンザウイルスに感染すると、すぐに発症するという訳ではなく、1~3日後に症状が現れます。
発症した際に、場合によっては高熱を伴うケースがあるかと思いますが、対処法はどうするのでしょうか?
それには、いくつかの方法があります。
それらをまずは一つ一つ箇条書きにし、そこから項目別に深くご説明します。
まず、どういった対処法があるのかというと、
- 睡眠をきちんととる
- 水分補給をする
- 熱が下がっても外出はなるべく控える
- 抗インフルエンザ薬
- 解熱鎮痛剤
といった対処法があります。
ここからは、順を追ってご説明します。
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1.睡眠
インフルエンザへの対処法として、まず思い浮かぶのが薬の服用をすれば治ると思っている方が多いのではないでしょうか?しかし、人間の自然治癒力を侮ってはいけません。
睡眠には副腎皮質ホルモンのコルチゾールと呼ばれる成分が分泌されることにより、免疫力が上がる効果があるそうです。
※参考情報
JAMT共済ネット
確かに、睡眠は脳と身体を休息させる働きがあるので、対インフルエンザウイルスにも抵抗力が強まるというのは想像に難くないですね。
2.水分補給をする
インフルエンザに感染 している場合、 こまめに水分補給をするといったことが大切です。水分を取っていないと、脱水症状になったり、意識障害などの重い症状に悪化していくケースがあります。
インフルエンザが毎年流行する時期は主に冬ですので、あまり喉が乾かないかと思いますが、それでも飲んだ方が良いです。
おすすめの飲料は経口補水液です。その根拠は、阪野クリニックが監修しているホームページが発信している情報にはこのように書かれていました。
それによれば、経口補水液はナトリウムとブドウ糖の濃度が調整されているそうです。そのため、水分をダイレクトに素早く吸収しやすいということで、
- 発熱
- 下痢
- 嘔吐
などの脱水症状を防ぐ効果があります。
また、別の飲料ですが、静岡茶通販として実績のある大井川茶園が自身の通販サイトで発信している情報がありました。それによれば、緑茶にはアメリカの研究によりインフルエンザの予防に繋がることが判明しています。
なぜかというと、緑茶にはビタミンCと、殺菌作用があるカテキンが含まれていることから喉の痛みを緩和してくれる働きがあるからです。
緑茶でしたら寒い冬の時期でも暖かくして飲めるので、そこまで体に負担をかけることもなく飲みやすいかと思います。
私も万が一インフルエンザにかかった時のために、常備しておく飲料として、経口補水液や緑茶を購入しておくことも検討しようと思います。
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3.熱が下がっても外出はなるべく控える
厚生労働省が自身のホームページで発信している情報によれば、発症後から7日間は他者に感染する恐れがあります。
※参考情報
厚生労働省ホームページ
ですので、学校もしくは会社には、しっかりと休むをことを伝えて外出は控えるようにしましょう。
実際にインフルエンザにかかったことがある会社員の方のネット上にある体験談には、生々しい情報が書かれていました。それによると、急激な全身の倦怠感と、高熱、吐き気、関節痛に襲われます。
そういった状況に陥ると、会社へ行く気力さえなくなり、ふらふらの状態となるそうで、会社で仕事どころではありません。ですので、真っ先に病院へ向かいましょう。
会社にとっては、一時的な損失に繋がるのではないか?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。けれども、長期にわたって会社に貢献していくためには、こればっかりは譲れない条件だと思います。
会社に外出しても良い目安としては、熱が下がってから2日後に行くのが良いタイミングだとされています。
しかし、よくなりかけているといっても、インフルエンザウイルスが体内から完全に消滅したわけではありません。そのため、自身が治ったと思って他者と接していると、誤って感染させてしまう恐れがあるので、しっかりとマスクを着用しましょう。
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4.抗インフルエンザ薬
抗インフルエンザ薬はインフルエンザウイルスの増殖を抑える薬です。 この薬は処方薬なので、一般の薬局では買えないのです。ですから、医師の処方が必要となってきます。
※参考情報
中外製薬株式会社
インフルエンザの特徴として、発症してから2日~3日後に猛烈に増殖することが分かっています。ですが、48時間以内に飲むことができればインフルエンザの悪化を早期に防ぐことができるでしょう。
あなたが万が一自分がインフルエンザかもと思ったら、自身の症状の度合いを考え、「自分の力で治せそうか?」を考えてください。もし、そうでないのであれば、すぐに病院に診察に向かうことも頭の片隅に入れておくことが大切です。
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5.解熱鎮痛剤
発熱時の作用はそもそもウイルスと戦うためにあるもので、体温が一度下がると30%の免疫機能が失われる可能性があります。ですから、なるべくなら解熱鎮痛剤は使用しない方が良いのです。
体温が上がって免疫機能が高まっているので、それは解熱鎮痛剤で抑えようとすると治りが遅くなってしまうでしょう。
しかし、高熱が続いてどうしても体が耐えられそうにない場合は、医師の指示の元、解熱鎮痛剤を使うことも視野に入れてください。
使わなければならない場面で使うことで、症状を和らげることが出来るということです。
Webサイトのヘルスケア大学が発信し、吉井クリニック 院長の吉井友季子先生が監修している情報が、解熱鎮痛剤について詳しく書かれていました。
それによれば、カロナールというインフルエンザの解熱鎮痛剤という薬があります。
※参考情報
ヘルスケア大学
効果としては、
- 発熱
- 頭痛
- 生理痛
- 神経痛
- のどの痛み
- 筋肉痛
を緩和してくれる働きがあるでしょう。
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しかし、幼児に副作用の強いアスピリン系の解熱鎮痛剤を飲ませた場合は、重症化にまで至らしめた事例があったそうです。ですので、そういった危険な薬を誤って摂取しないためにも成分をしっかり調べたり、医師の診断の元で処方することを強くお勧めします。
また、解熱鎮痛剤は、効果の特性上服用し続けると体が冷え込み、ウイルスと戦う抵抗力がなくなります。症状が和らいだと思ったらすぐに使用をやめましょう。
私がもしインフルエンザになった場合、安易に解熱鎮痛剤に手を出すことはせず、まず自然治癒療法で治すための取り組みをしっかりと行います。それでも、どうしても症状が緩和されなければ病院に行くことも考えようと思います。
そこで気になるのが、あなたがインフルエンザにかかっている症状の重さがどの程度かにもよりますが、どのタイミングで病院に行けばいいのか疑問が残るのではないでしょうか?
次章で、インフルエンザにかかった時の病院に行くべきタイミングを詳しくお伝えします。
高熱が出た際に病院に行くべきタイミングは?
病院に行くべきタイミングはいつなのか気になるのではないでしょうか?
インフルエンザの疑いがあってもすぐに病院に行かなければならないということではないです。
インフルエンザの病気自体、通常であれば5日から7日程度で自然に治る感染症なのです。そのため、先ほども少し触れましたが、人間にはもともと自然治癒力が備わっています。
ですので、自分で対処法を精一杯やった上でどうしても熱がなかなか下がらないといったようであれば、病院に向かうようにしましょう。
私も万が一インフルエンザに見舞われて予期せぬ事態に陥った場合に、スムーズに対応できるように、今後も自身の健康について日々勉強を重ねていきたいと思いました。
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高熱で呼吸が苦しく、下痢や嘔吐などの症状でいてもたってもいられないといった場合もあるかと思います。その場合は、発症してから検査結果が得られる12時間経過した後に病院でインフルエンザかどうかの検査を依頼してください。
その理由は、発熱から12時間経過していない場合は、検査しても陰性反応が出る場合があるから正確な結果が出せない可能性があるためだからです。
インフルエンザの検査は迅速診断キットと言うものがあり、15分の短い時間で終わるでしょう。そのため、診断が長期化することはありませんので、負担もかからないので良いですね。
ところで、あなたが万が一インフルエンザにかかったと判明したら、家族へうつしてしまわないか心配になるのではないでしょうか?
次章では、大切な家族にうつしてしまわないためにも、家族感染への対策をご紹介します。
インフルエンザで家族への感染を防ぐには?
今現在では、家族への感染を防止するための対処法も確立されているので、その方法を項目別にお伝えします。ぜひとも取り入れていってください。
手洗い
インフルエンザの感染原因の多くは、手からウイルス感染する事が大半です。そのため、手洗いをすることで、大半のウイルスを洗い流すことができます。そうすることで、自分が触った物を家族が触った場合でも二次感染を防ぐことができます。
これは、日常でも外出中でない限り、やろうと思えばすぐできることですので、感染しやすい時期にはこまめにやることが肝要ですね。
マスク
先ほどマスクの重要性について少し触れましたが、ここではより詳しくお伝えします。咳やくしゃみをすることによって空気中に吐き出された唾が、家族などの周りの人に降りかかることによって感染するリスクがあります。ですが、マスクをしていれば、咳やくしゃみをしても感染を未然に防ぐことができます。
また、家族に対して直接ウイルスが降りかかったわけではないにしろ、部屋の空気中にウイルスが漂っている可能性があります。そのため、あなたのいた部屋に入ってきた家族が、空気感染によってうつる可能性があるのです。ですので、近くに家族がいないからといってマスクはしなくても良いといった話ではないので、注意してください。
加湿空気清浄機を導入する
お金に余裕がある方は、加湿空気清浄機を部屋に導入するのも良いかもしれません。これがあると、名前の通り湿度を加えることができるので、部屋が乾燥しなくなります。ウイルスは乾燥に強いのですが、部屋中の空気を水分で満たすことによって、ウイルスを床に落とすことができます。
また、部屋中の空気が綺麗になり、呼吸もスッキリしやすいのでおすすめですよ。
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まとめ
今回は、あなたがインフルエンザで万が一高熱に見舞われた場合の対処法を詳しくお伝えしました。
この記事のメインテーマである高熱時の対処法について今一度復習しますと、
対処法には、
- 睡眠をきちんととる
- 水分補給をする
- 熱が下がっても外出はなるべく控える
- 抗インフルエンザ薬
- 解熱鎮痛剤
でしたね。
インフルエンザは、私自身、5日から7日にかけて安静にしてしっかりと休息を摂れば自然に治ると言うことには驚きました。
人間には、いかに素晴らしい自然治癒力を持っているのかが分かりますね。
そして、睡眠には免疫力を上げる働きがあるので、感染中は安静にすることが大切です。
また、水分補給時のおすすめの飲料としては、経口補水液や緑茶が良いということです。
そのため、万が一なってしまった場合のためにも、家庭に常備しておくといざという時に役立ちますね。
また、インフルエンザウイルスは他者に感染する恐れがあるということです。そのため、感染中は出来る限り外出を控えるようにしましょう。
そして、今まであげた対処法として、睡眠や水分補給などの自然治癒療法でなかなか高熱が下がらない場合もあるかと思います。その場合は、病院へ診察に行き、医師の診断及び検査を受けてください。
場合によっては、医師の指示の元、抗インフルエンザ薬や、解熱鎮痛剤などの薬を処方されると思います。医師の指示の元であれば、誤った服用することがないので安心です。
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