ウイルス性胃腸炎だと仕事は休むべき?仕事復帰してもいい状態の時も解説!
ウイルス性胃腸炎にかかった場合、仕事は休むべきなのか?また、休んだ場合、いつ仕事復帰したらいいのか迷いますよね?職場や症状によっても、対応は異なります。今回は、それらの疑問について詳しく解説します!
スポンサーリンク
ウイルス性胃腸炎だと仕事は休むべきなの?
ウイルス性胃腸炎にかかった人が、仕事を休まなければならないという法律は、存在しません。ですから、「仕事は休むべきなのか」、「仕事復帰はいつにすればいいのか」、迷うところです。大事なのは、職場の基準があれば休む、ない場合は、可能であれば休み、決して無理をしないことです。
そもそも、感染性胃腸炎には、細菌によるものと、ウイルスによるものとがあります。
例えば、細菌によるものの一つとして、赤痢がありますが、これは法律で出勤停止が定められています。「感染しない」という医師からの診断が出るまで出勤できません。
しかし、ウイルス性胃腸炎だと、職場の基準、あるいは自己判断によって、仕事を休むべきかどうかを決めます。職場に基準がある場合、それに従います。例えば、出勤停止期間、医師の診断書の提出が定められている場合です。
ウイルス性胃腸炎には、ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなどがあります。この中で、大人が注意すべきなのは「ノロウイルス」です。ロタ、アデノは、主に幼児がかかります。ですから、ノロウイルスの性質や対処法を知っておくと、仕事は休むべきかの自己判断基準を決めやすいでしょう。
おう吐や下痢、発熱の症状が出て、病院でノロウイルスと診断された場合、軽症であれば出勤を考えるかもしれません。なぜなら、職種、職場によって、対応が異なるからです。食品を扱う職種であれば、厳しい基準が設けられ、出勤停止期間が長い傾向にあります。そうでない職種では、職場により、軽症であれば出勤停止を求めないこともあります。
ただ、吐き気や下痢がひどければ、出勤どころではありません。治療に専念し、重症にならないようにします。何としてでも出勤しなければと、無理をしてはいけません。適切な対処をし、安静にしていれば、2~3日で快復へ向かいます。
スポンサーリンク
ウイルス性胃腸炎で休んだ時に仕事復帰のタイミングは?
では、ウイルス性胃腸炎で休んだ時の仕事復帰のタイミングは、いつなのでしょう。
自己判断で決めなければならない時の目安は、症状がおさまってから2日後、または感染してから1週間後です。ウイルスの排出は発症から3日間が頂点で、症状がなくなっても2週間は患者の糞便が出続けます。不用意に仕事復帰をすると、自分が感染源となって周囲に広めてしまう可能性があります。
仕事は重要な任務でもありますが、休むのも、仕事復帰も、自己判断にゆだねられた以上、
感染拡大への配慮を忘れないようにしましょう。そして、快復へ向けて適切な対処をしてください。
まず、下痢やおう吐があると、脱水症状に気を付ける必要があります。スポーツドリンクや経口補水液を飲むことで、こまめに水分補給をしてください。脱水症状は、発熱や激しいだるさ、ぐったりした状態です。吐き気などで口から水分を補給するのが困難な場合は、病院で点滴をしてもらいます。ひどくなれば、病院に搬送される可能性があるからです。
また、ウイルス性胃腸炎には、抗ウイルス薬がありません。発熱時は首などを冷やし、むやみに解熱鎮痛剤などを飲まず、病院で処方される吐き気止めや整腸剤を服用してください。ウイルスと闘うために必要な発熱や、ウイルスを排出しきるために必要な下痢を、強引におさえる服用は避けるのがよいです。
そして、仕事復帰は、症状が和らげば可能です。
しかし、できることなら、自己判断における基準「症状がおさまってから2日後、または感染してから1週間後」を守ってください。周囲の人、またその家族まで考慮しましょう。そして職場の責任者は、可能な限りの衛生基準を検討する必要もあるでしょう。
【関連記事】
ウイルス性胃腸炎のうつる原因とは?その根拠を徹底解説!
胃腸炎で頭痛がひどいし、めまいも 治らない時の対処法を徹底解説!
胃腸炎の下痢は緑色?血便が出たら相当ヤバい!
ウイルス性胃腸炎の感染予防はどうする?項目別に徹底究明!
ノロウイルス 牡蠣による発症確率は?感染経路(感染源)に驚愕の事実が!
スポンサーリンク