家族のインフルエンザ予防はタミフル?共用洗濯だとうつるのかも解説
寒くなるとインフルエンザが流行ってきますよね。インフルエンザは感染力が強いですから、家族の誰か一人がかかると、そのまま全員にうつることもあります。できることなら予防して、そして誰かかかってしまっても、うつしてしまいたくないですね。今回は、タミフルの予防としての使用、そして洗濯による感染についてご紹介しましょう。
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家族のインフルエンザ予防に良いとされるタミフルの概要
ではまず、インフルエンザ予防としてのタミフル使用についてご紹介しましょう。これは、特に家族など身近にインフルエンザを発症している人がいる時、その予防に効果的です。ただし、予防目的でインフルエンザ治療薬を買う場合は、自費治療となり、治療目的で処方された場合よりも高くなります。
では詳しく見ていきましょう。インフルエンザ治療として用いられる印象の強いタミフルですが、実はその予防のためのものとして使うこともできるのです。タミフルはインフルエンザウイルスの増殖を抑える薬ですから、体内にウイルスが入ってきそうな人が事前に使用することで、その繁殖、発症を抑えることができる、というわけです。
予防目的での使用の場合は、家族など患者との接触から36時間以内に使用するのが、最も予防に効果的とされています。タミフルはインフルエンザA型、B型どちらにも効果が確認されていますから、家族にインフルエンザを発症している人がいて、それでも自分はどうしてもかかるわけにはいかない。そんな人がタミフルによる治療を行うといいでしょう。
ただし、予防目的でのタミフル購入は全て自費です。発症して処方された時のような3割負担ではないのです。細かい点数などは割愛しますが、薬局にて10日分購入で4,500円程度になります。これを高いとするかどうかは、人それぞれになりますね。
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家族の洗濯物と共用で洗濯するとうつる?
では次に、家族にインフルエンザ発症者がいる場合、洗濯での感染の危険性はあるのか、ということです。言ってしまえば、洗濯物からインフルエンザがうつることはほぼありません。気にせず一緒に洗ってしまって大丈夫です。
確かに、インフルエンザウイルスがその患者の衣服に付着することはあります。しかし、付着するウイルスの量はインフルエンザを発症させるほどの量、力ではありません。
とは言え、うつる可能性は0ではありません。心配なのであれば、洗濯物を天日干しやアイロンがけするのがいいですね。それによって衣服に付着したウイルスは死滅してしまいます。
なお、家族にインフルエンザ発症者がいる場合は、その洗濯物による感染よりも飛沫感染に注意した方がいいでしょう。患者のくしゃみや咳から空気中にインフルエンザウイルスが広がり、結果としてその家族も感染してしまうことがよくあります。感染を防ぐためにマスクの着用や、手洗いとうがいの徹底を心がけるべきですね。室温も20度前後、湿度も60%ほどに保っておくと、なおのことインフルエンザウイルスの死滅に繋がりますから、実践してみてください。
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