子供の花粉症はいつから?時期を知って用心しよう!
目のかゆみに鼻水、肌荒れなど、様々な症状で苦しむことになる花粉症ですが、最近では子供にも増えてきているんです。いつからが始まるか、その時期や予防など、なかなか個人では把握、対策しづらいものがありますよね。
子供にとって、花粉症は慣れていないこともあって大人よりも大変ですし、家族としても不安になります。
また、そもそも自覚が難しいですから、花粉症かどうかの判断も難しいですね。
そこで今回は、子供の花粉症がいつからあるのか、始まる時期や、予防方法についても解説していきましょう。つらい症状から、少しでも子供を遠ざけましょうね。
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子供の花粉症はいつからあるのか解説
子供の花粉症と聞くと、大人のものと比べて少ないように感じると思います。
実際のところ、花粉症はいつから発症するのでしょうか?
子供は大人と特に大差なく、花粉が飛び散るときに発症します。スギ花粉であれば春先、早いところでは2月の終わり頃から春の間、ヒノキであればその後に発症します。
加えて、これらの時期から外れていても、アレルギー源である花粉に反応して発症するので、ときには考えてもいなかった雑草が原因の場合があります。外遊びを好むお子さんは注意したいですね。
そして、昨今では花粉症が始まるのは低年齢の時点から非常に増えてきているのです。
また、鼻アレルギー診察ガイドラインによれば、5~9才で13.7%、10~19才で31.4%と、大人とさほど変わらぬ割合で、花粉症を発症する子供がいます。人数が30人の小学5年生のクラスで、9人が花粉症になっている計算です。
ここまで子供達にも花粉症が起こるようになったのは、世間一般の生活習慣や、食生活の変容から、全体として免疫力が低下してきているから、と考えられています。
また、花粉症は遺伝性が強いので、親が花粉症の子供は同じような症状が始まることが多いのです。
実は、子供達の花粉症が始まるのがこれだけ早いというのはなかなか知られておらず、診察を受けるまでには長い期間を要する事が多いです。花粉が飛び散る時期が、風邪やインフルエンザなどが流行る年始から春先ですから、判断が難しい場合が多いのも原因の1つです。
また、症状で見ても、大人の花粉症と比べると鼻づまりが主で、他の症状が少なく、花粉症と結びつけづらいという点もあります。
子供はなかなか自分で症状を詳しく訴えられませんから、周りがしっかりと、早い時期から花粉症を疑ってあげたいものですね。
では、子供の花粉症の症状にはどんなものがあるのでしょうか? 早く発見してあげるためにも、これらも併せてご紹介しましょう。
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子供の花粉症 症状の特徴
子供の花粉症の特徴としてあるのは、大人のものと比べて分かりにくい、曖昧であるということです。
その症状は、くしゃみや鼻水といった大きくわかりやすいものではなく、目や鼻がむずがゆくなったり、鼻づまり、わかりやすいところでも鼻をすする程度です。
くしゃみを聞く頻度や、鼻をかませる回数だけではなく、目や鼻を気にしているそぶりがないかを見ていてあげましょう。
また、花粉症以外の疾患が一緒に起こる場合もあります。副鼻腔炎や中耳炎が同時に起きて、その兼ね合いで治癒が上手くいかなくなることもあるので、要注意です。
とはいえ、家族が勝手に判断するのは危険です。「花粉症かな」と思ったらまず診察を受けるようにしてください。実はダニやホコリが原因の場合もあるので、独自の判断で市販薬を飲ませたりせず、最適な治療法を医師に聞くようにしてください。
子供の花粉症予防はどうする?
では、実際の花粉症予防の方法についてご紹介していきましょう。花粉症はアレルギー性の鼻炎ですから、アレルギー体質の子供はリスクが高いので要注意です。また、親が花粉症の子供も注意を払うべきでしょう。
対策として一番重要なのは、原因となる花粉に触れないように遠ざけることです。子供が花粉に触れる時間を少しでも短くするために、周りでできることを行っていきましょう。子供の花粉症予防には、周りの力が必要不可欠です。
具体的な対策としては主に3つです。それぞれ詳しく見ていきましょう。
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外出の時間に注意する
まずは、外出の時間に注意することです。これはつまり、子供を外に出す時間を花粉が少ない時間に限定する、ということです。
できることなら花粉の時期が終わるまで外出したくないところですが、それは無理な話ですよね。融通が利くところは少しでも調節して、花粉の少ないときを狙って外へ出ましょう。
風が吹いた後の午後は花粉が多く、雨の後は花粉が落ちて少ないとされています。最近では天気予報などに合わせて花粉の予報も放送されていたりしますから、それで外出時間の予定を組んでいくといいでしょう。
体に入らないようにする
続いては、体に入らないようにすることです。舞っている花粉を吸わないように、口や鼻の時点でガードしておきましょう。
帽子やマスク、眼鏡などを用いることで、子供が実際に花粉を体に取り込むのを防ぐことができます。最近ではマスクの防護性を更に高めるスプレーや、眼鏡を曇りにくくさせるグッズなども売っていますから、併せて使っていきましょう。
もっとも、外を走り回るのにマスクを嫌がる子供もいますから、そのあたりは臨機応変に対応していきましょう。
家に持ち帰らないようにする
最後は家に持ち帰らないようにする、です。いくら外で花粉に気をつけても、家の中に花粉が舞っていては逃げられず、意味がありません。家の中は花粉がないクリーンな環境にするよう気をつけましょう。
方策としては、帰宅した時に服から花粉を払い落としたり、手洗いうがいをすることがその筆頭でしょう。家に帰ったらできるだけ早くシャワーを浴びる、というのも花粉を洗い流すので有効です。
これは子供だけではなく、家に出入りする家族全員で徹底すべきでしょう。また、外で干した洗濯物を取り込むときに、より念入りにはたくのも効果的ですよ。
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まとめ
これまで子供の花粉症が発症する時期についてであったり、派生情報も交えて様々な視点から説明してきましたが、知識を少しでも深めていただけたでしょうか?
今回は、大人の目線からの花粉症に対する話をしたのですが、実際に花粉症に付き合うのは子供です。必要な対策といっても、どうしても嫌だと感じてしまうことがあるかもしれません。
マスクの話で、場合によってはずっとマスクをすることを嫌がるという話をしました。また、外へ行くなと行っても出たがる子はいるでしょうし、草木に触るなと言っても難しいこともあるでしょう。
また、花粉は飛び散る時期がある程度予測できます。しかし、様々な種類の花粉が流行以外のタイミングでも空気中に舞っています。
私の考えでは、子供の花粉症についての対策は、その家族のみで決めるのではなく、それぞれの子供の性格に合わせて選んでいくべきではないでしょうか?
そして、多少時期から外れても潜んでいるかもしれない原因に対処できる、予備知識を持っておくことも大切なのかもしれません。
どの対策が最適か選ぶためには、子供の事をどんな性格の人間なのかをしっかりと把握し、教育にも目を向けていく必要がありますね。
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