抗がん剤治療の副作用は皮膚、手足にしびれ、食事にも表れるってマジ!?
癌の治療には、抗がん剤治療が欠かせません。しかし、抗がん剤を使用する事で皮膚に痒さや痛みが走り、手足にしびれを感じさせるような副作用が出てしまう場合もあります。副作用で食事をするのが困難になるのは本当なのでしょうか?抗がん剤治療の副作用について学ぶ事で、治療が一筋縄ではいかないという理解を深め、出来うる限り対応できるようにしておきましょう。
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抗がん剤治療の副作用で皮膚が痒くなるってホント?
抗がん剤治療の副作用には、皮膚に痒みや痛みを感じるという症状があります。点滴で静脈専用の針を入れた箇所から、抗がん剤が血管の外へともれてしまい、その影響で皮膚が痒くなったり、痛くなったりする副作用が表れる事があります。
抗がん剤が血管から流れなくても、点滴部分にアレルギー反応がみられたりすると、元々免疫力が低下していた場所が痒くなるケースが多いです。痒さの副作用の程度を推測するには、点滴箇所の肌の具合を観察し、異常がないかを確認します。もし異常がみられれば、皮膚への副作用が表れる事が予想されますので、注意が必要ですね。
抗がん剤は、癌細胞を無くすのを目的とし、動きの速い細胞を標的とします。細胞に直接働きかけますが、正常な細胞も痛めてしまう事もあります。正常な細胞に抗がん剤治療の影響が出てしまい、これが副作用の原因なのです。
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抗がん剤治療の副作用で手足がしびれるの?
抗がん剤治療の副作用では、手足にしびれを感じる症状もあります。治療開始後、14日~28日程度で症状がみられると言われています。このしびれの症状は、抗がん剤により末梢神経を痛めてしまった時に表れます。
末梢神経は、脳の情報で筋肉を動かす役割を担っており、抗がん剤治療の副作用により脳の情報と筋肉動作の伝達がうまくいかなくなった時に、しびれの症状も表れます。
特にしびれの症状は末梢神経の中の感覚神経を痛めた場合の症状で、悪化すると手足の感覚がなくなってしまいます。しびれに対する有効な治療法が確立されていない事もありますので、症状が出たらすぐに主治医に報告しましょう。
抗がん剤治療を行うと食事をするのが困難になる?
抗がん剤治療を行うと、食事をするのに支障が出る場合もあります。まず、治療の影響で味覚や嗅覚が変化します。食べ物が金属のような苦い味になる事もあれば、味を感じなくなる事もあります。抗がん剤治療のストレスもあり、食欲が低下して食事を摂る事が困難になります。
また、食べ物を噛み砕き、飲み込んでから食道や胃へと送るのが難しくなります。これにより吐き気や嘔吐の症状も表れ、日々の食事にも影響が出てしまうのです。
ただ食事に関しては、食べ物や食べ方を工夫する事で、抗がん剤の副作用を軽減できるとされていますので、主治医と相談の元、食生活から副作用に対処するようにしていきましょう。
まとめ
癌の切除手術の後に使用される抗がん剤治療において、副作用はつきものです。それゆえ、生活の質を大切にしながらの抗がん剤治療は、様々な工夫が必要です。
また副作用の程度は、抗がん剤治療の効果を判断する材料となりますので、治療時の参考にします。些細な事も主治医や家族に相談するように心掛けましょう。癌の治療は長期的な視野で取り組む必要がありますので、無理をしないのが一番です。
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