胃腸炎の症状の時、子供の食事に野菜スープやバナナがオススメだと!?
胃腸炎の症状がある子供の食事に、野菜スープやバナナがオススメというのは、本当なのでしょうか?本当だとすれば、どんな食べ方や効果があるのでしょう。また、それ以外のオススメメニューもご紹介します。
スポンサーリンク
子供が胃腸炎の症状の時の食事は野菜スープやバナナが良い?
胃腸炎の症状がある子供の食事として、野菜スープやバナナはオススメです。消化が良くて、栄養もあります。
胃腸炎での主な原因は、ノロウイルス、ロタウイルスなどのウイルスです。他には、細菌性の胃腸炎があります。症状として、下痢、おう吐、腹痛などがあります。ですから、弱っている胃や腸には、それに合わせた食事が必要なのです。
特に、乳幼児、小さな子供の場合、どんな食事にすればよいのか、迷いますね。
まず、野菜スープですが、症状によって作り方は異なります。それぞれのケースをご紹介します。
これは、便の状態に合わせて野菜スープを作ることで、食べやすく、また症状を効率的に改善する方法です。やわらかい便ならやわらかいスープ、ドロドロした便ならドロドロしたスープ、水のような便なら水分の多いスープがよいのです。
バナナの場合も同じです。固形のまま食べてもよいですが、食べるのがつらい様子であったり、便の状態が悪ければ、少し工夫します。例えば、ドロドロの便であれば、蒸すなどしたやわらかいバナナを、こし器やざるに入れ、へらを使って裏ごしします。水のような便の時は、ミキサーでジュースにするとよいでしょう。温かいものは消化に良いので、小さく切ったバナナをレンジで温めるのもいいですね。
スポンサーリンク
胃腸炎の時の食事で他のオススメメニューは?
では、子供が胃腸炎の時の食事で、他のオススメメニューをご紹介します。
果物では、バナナ以外に、りんごが消化に良いです。そのままでも構いませんが、吐き気や便の症状に合わせて、すりおろして食べさせてあげてください。
そして、定番として挙げられるのが「おかゆ」です。これは、胃腸炎で弱った胃腸に、最も適した食事です。よく知られてはいますが、作る時の水の分量は、症状が重いほど多くします。米から炊いてもできますが、残ったご飯に水を足して作ると、早くて簡単です。
他には、白身魚やうどんをやわらかく煮たもの、とりのささ身、卵、みそ汁といった食事が挙げられます。どれを作るにしても、塩分が濃すぎると胃腸の負担になるので、薄味を心がけましょう。そして、症状の程度に合ったやわらかさに作ってください。子供の便を観察することで、症状の把握 (はあく) ができます。
逆に、胃腸炎で摂ってはいけない食事もあります。それは、肉や魚といった動物性たんぱく質、牛乳、油、糖分などです。重症の時は、特に避けたほうがよいです。それから、おう吐が続いている時は、子供に無理に食事を与えず、症状がおさまってきたら、少量ずつ経口補水液を飲ませてあげます。脱水症を防ぐためです。スポーツドリンクは糖分が多く含まれているので、この場合は避けてください。
最後に、ミルクや母乳を飲んでいる乳児に、胃腸炎の症状がある場合の対処法をお伝えします。赤ちゃんのおう吐が落ち着いてきたら、5分間ほどの授乳を3~4時間の間隔で行います。その後に吐き戻さなければ、少しずつ通常の授乳時間に戻してください。ミルクは、量や濃度を通常の二分の一~三分の二くらいにします。おう吐が落ち着き、ミルクを吐き戻さなければ、量や濃度を少しずつ通常に戻していってください。
一般的に胃腸炎は、おう吐の症状の2日後くらいに下痢が起こり、1週間ほどで普通の食事に戻せます。正しい対処法で、子供さんが快復するのを待ちましょう。
【関連記事】
ウイルス性胃腸炎のうつる原因とは?その根拠を徹底解説!
ウイルス性胃腸炎の感染予防はどうする?項目別に徹底究明!
ウイルス性胃腸炎だと仕事は休むべき?仕事復帰してもいい状態の時も解説!
ノロウイルス 牡蠣による発症確率は?感染経路(感染源)に驚愕の事実が!
ノロウイルスの検査方法は検便?種類や違いを徹底解説!
スポンサーリンク