ウイルス性胃腸炎の感染予防!私が実践している5つの方法とは?
ウイルス性胃腸炎は、最初は食中毒と勘違いすることがありますが、意外と恐ろしい病気です。
ウイルスの感染経路は幅広く、どこで感染するか分かりません。なので、しっかりと感染予防をしていく必要があります。
何よりウイルス性胃腸炎にかかる前は、どのような予防方法をすればいいのでしょうか?
また、ウイルスはどこの経路から辿ってくるのでしょうか?
ウイルス性胃腸炎の患者が増え始める、11月〜4月の期間は特に注意が必要になります。
それを踏まえ、ウイルス性胃腸炎に感染した際の代表的な予防方法をご紹介するとともに、過去に罹患した経験がある私の知人のA美さんが、かからないためにやっている感染予防方法を伝えて頂きます。
それでは、以下、A美さんと交代します。
管理人さんの知人のA美と申します。
私も、2・3年に1回はウイルス性胃腸炎にかかっているので、今後なんとかかからないようにするために、自分でも解決できる方法はないものか模索していました。
そのような背景もあって、感染した時の予防方法を徹底的に調べ上げました。そして、私自身が予防対策をやってみてどうだったのか、今回は体験談と合わせてシェアしますね。
ウイルス性胃腸炎の罹患に悩んでいるあなたに私のような辛い経験をしてほしくありません。ぜひとも最後までご覧ください。
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ウイルス性胃腸炎の感染予防はコレ!
ウイルス性胃腸炎とは、一般的にノロウイルスや、ロタウイルスというウイルスによって、嘔吐・下痢を繰り返してしまう病気です。
子供から大人までかかり、赤ちゃんやお年寄りが感染すると、死に至るケースもあります。
身近にできる感染予防を把握し、普段から注意して過ごしていきましょう。
感染予防として、一般的なのが下記の方法です。
- 手洗い・うがい
- 生の食品を食べない
- 調理器具の除菌
- 賞味期限・消費期限の確認
- 腸内環境を整える
以上の5つが、ウイルス性胃腸炎の感染予防として行う項目です。次に、詳細を確認していきましょう。
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1.手洗い・うがいをする
小さい頃から、手洗い・うがいは大切だと習ってきたのではないでしょうか?釧路総合振興局が自身のホームページで発信している情報によれば、ウイルスを洗い流すことで、感染率を防ぐことができます。
トイレの後はもちろんですが、外出後、料理を作る前など、こまめな手洗いは大切です。うがいも外から帰宅した際は、簡単にでも行いましょう。
鼻うがいもウイルスの予防に向いています。喉もですが、鼻も空気を吸い込む際に、鼻毛にウイルスが付着します。鼻うがいは練習しないと難しいですが、私はすっきり感があるので鼻うがいが好きです。
2.生の食品を食べない
医療法人友愛会鎌田クリニックが自身のホームページ上で発信している情報によると「ウイルス性胃腸炎で多いのは、生の食品が原因で発症。特に生牡蠣などの貝類から感染した。」というデータが多くあります。
この場合食中毒と勘違いされますが、厳密には異なるのです。
食中毒とは、感染ルートが異なるだけで、実際にかかった症状や、回復までの期間は同じものとなります。
生の食品に含まれるウイルスから感染しているので、食中毒とは異なるという訳です。
梅雨の時期や、ウイルスが活発になりやすい11月〜4月にかけては、生の食品には注意して下さい。そのためには、必ず加熱処理を行って食べて下さい。
特に、生牡蠣を食べる際は細心の注意を払いましょう。
私自身心がけようと思ったのは、牡蠣自体に自炊などで安全が確実に確認できないような状態では食べない。もしくは、厳格に品質が管理された元で食べるようにしようと思いました。
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3.調理器具の除菌
先ほども登場した釧路総合振興局によると、料理の際に使う器具はウイルスが繁殖しやすいそうなので、定期的な除菌が必要だということです。
生魚や生肉など、生の食材を使用する際はそれぞれ専用のまな板を用意し、包丁もその都度洗浄して使っていきましょう。
全ての料理が終わった後は、漂白剤などを使用して除菌を行うことで、ウイルスの繁殖を防ぐことができます。食器を洗うスポンジも見落としがちですが、除菌の対象です。
漂白剤につけることが難しい場合は、熱湯に15分以上つけてウイルスを殺菌していきましょう。
毎日行うのは面倒かもしれませんが、小さいお子さんやお年寄りのいる家庭は、毎日行うことをオススメします。
わが家でも毎日しっかりと洗浄、除菌を行っていて、次回の料理を躊躇なく食べれるので、衛生面では安心感がありますね。
4.消費期限・賞味期限の確認
あなたは、消費期限と賞味期限の違いってご存知ですか?意外と知らない人が多いのかもしれません。
京都生ごみスッキリ情報館が自身のホームページで発信している情報によれば、
消費期限:期限を過ぎたら食べない方が良い期限(安全性の保証期限)
定義:定められた方法により保存した場合において、腐敗、変敗その他の品質の劣化に伴い安全性を欠くこととなるおそれがないと認められる期限を示す年月日をいう。賞味期限:おいしく食べることができる期限(おいしさの保証期限)この期限を過ぎても、すぐ食べられないということではありません。
定義:定められた方法により保存した場合において、期待されるすべての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日をいう。ただし、当該期限を超えた場合であっても、これらの品質が保持されていることがあるものとする。
出典元:京都生ごみスッキリ情報館
と、明示してあります。
簡潔にご説明しますと、消費期限は、その食べ物が食べられる期間。そして、賞味期限は、その食べ物が美味しく食べられる期間を意味します。
そのため、消費期限と書かれているものは、期限内に食べないとお腹を壊す可能性が出てくるのです。
私も違いを調べるまで厳密に考えたことがなかったので、次回から気をつけて確認しようと思います。
また、期限が切れた食品は、ウイルスが繁殖しやすくなってきます。それぞれ賞味期限や消費期限を確認し、特に消費期限という記載の場合は早めに食べましょう。
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5.腸内環境を整える
何事も、ウイルスに打ち勝つには腸内環境が大切です。しかし、腸内環境を整えるには1日にしてならず。
バランス献立レシピガイド 小沼 明美さんがAll Aboutに寄稿している情報によると、腸内環境を改善するのには乳酸菌を摂取するのがいいと述べています。
その他にも、発酵食品には腸内細菌を増やす働きがあるそうで、摂取することにより、自身の免疫力が高まり、対病原菌に強くなる体づくりができるそうです。
どんな物を摂取すればいいのかというと、具体的には、ぬか漬けや、味噌、納豆など一般家庭にはかかせない食品ですね。
わが家は、普段特に毎日のように味噌汁を飲むので、味噌汁にそんな作用があったなんて嬉しい誤算ですね。
今後も積極的に取り入れていこうと思います。
普段から、ヨーグルトや発酵食品を食事に取り入れ、ウイルスに負けない腸内環境を手に入れていきましょう。
前述の通り、私は2・3年に1回はウイルス性胃腸炎にかかっていたのですが、その時は何も知識がなかったので、病気にされるがままに振り回されてきました。
しかしながら、感染予防をするために自分で調べ、上記で挙げた項目内容を実践してきました。特に手洗い、うがいを歯みがきのように日常レベルに取り込むことによって、実践前に比べると、ウイルス性胃腸炎はおろか、風邪などもひくことが減ったので、やっていて良かったと感じています。
また、以前は食べ物にも気を使わず、「ちょっとくらい消費期限が切れてもいいか」と思って関係なく食べていたこともあったので、そういったことが原因でウイルスを取り込んでいたのかもしれませんね。
ですので、同じ目に遭いたくない自衛の精神から、日頃から食べ物にもこれは食べて良いものかどうかをしっかりと日付や、衛生面をチェックしたり、自分から積極的に腸内環境を改善する食べ物を摂取しています。
感染を予防する方法はご理解頂けたかと思いますが、そもそもウイルスが感染する経路は一体どこからくるのでしょうか?
感染源を辿って、根源から寄せ付けないように対策する方法については次章で解説します。
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感染経路はどこから?
ウイルス性胃腸炎は、感染力が強く次々に人にうつっていきます。
では、どのようにして人から人へ感染していくのでしょうか?
医療法人社団久仁会 宮内まこと記念クリニックが自身のホームページで発信している情報によれば、大まかに下記の感染源となるようです。
接触感染
感染経路の中では、一番注意してもいつの間にか感染してしまうカ所です。
感染者が触れたもの全てに、ウイルスが付着している場合があり、普段から接触することの多いドアノブや、タオルなどを通してウイルスがうつっていくそうです。
そんな身近な場所でウイルスに感染してしまうなんて、家の中でも油断できませんね。
感染者とはタオルを別にしたり、洗濯も別々に行うことをオススメします。
経口感染
感染者の触れたものを口にすることで感染する経路です。
例えば、感染者が触った食器などを通してご飯を食べたりすると、口からウイルスが侵入してきます。
食器などは家族で共用することもよくあるので、ウイルス性胃腸炎が流行する時期は、家族の体調はどうなのかをチェック。
そして、家族にウイルス性胃腸炎らしき症状が見られたら、普段よりよく気にかけようと思います。
ウイルス性胃腸炎は、体内に入り込むと1・2日潜伏し、猛威を振るい始めます。そのため、感染の恐れがある場合は、手洗いや、熱消毒などしっかりと行う必要があります。
ウイルス性胃腸炎がうつる原因については、こちらの記事でも詳しく解説していますので、ご覧になってみて下さい。
それでは、万が一ウイルス性胃腸炎に感染してしまった場合、完治するまでにどれ位の期間を要するものなのでしょうか?
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ウイルス性胃腸炎の感染期間はいつまで続く?
感染(潜伏)期間はおよそ1・2日で、症状が大きく表れるのは2・3日だそうです。
そこから体内のウイルスが完全になくなるまでには、長いと1ヶ月はかかってきます。
しかしながら、速やかに病院で受診したり、しっかりと上記で挙げた感染予防などの対処をすれば、多くの場合は1週間ほどで症状が緩和されていくようです。
病気が起こることを事前に予測して、対処できるように考えておけば心強いなぁと感じます。
最近では、病院に行くと抗生物質を処方されるので、ウイルスが早く除去されます。それでも便などに潜伏している可能性があるので、1ヶ月ほどは油断せずに除菌などの意識をしていきましょう。
前述の生牡蠣についてのプチ情報
カキペディアが自身のブログで発信している情報によれば、牡蠣には生食用と加熱用とがあります。ウイルス性胃腸炎にかかるかどうかは、牡蠣が養殖されている場所に関係があるのです。
人間の生活排水が流れ着いてくる近くの養殖場のものは、一般的には加熱用として販売されます。生活排水が流れ着く場所から、一定距離離れた養殖場のもの、または天然のものが生食用として販売されます。
元々、牡蠣自体がウイルスを持っているのではなく、ノロウイルス自体人が排出した汚物に含まれています。
それを牡蠣が食べることにより、牡蠣の中で蓄積され、繁殖したものを人が生で食べることによってノロウイルスにかかります。
そういった流れで人に感染していくんですね。てっきり、牡蠣によってはそれ自体に元から有害なウイルスが含まれているのかと思っていたので、意外です。
生牡蠣を食べる際は、養殖場の場所をしっかりと把握した上で食べると、当たりにくくなるようですよ。
加熱する際には、半生にせず、85度以上で1分以上しっかりと火を通しましょう。
実際のところ、牡蠣が生食用か加熱用かは、採れる海域の違いによるものなのです。
加熱用だからといってウイルスが全く含まれていないという訳ではなく、加熱することで病気になる成分を取り除くことが前提なので、いずれにせよ牡蠣を食べる際はどんな場合であっても生で食べることは避け、必ず加熱処理するようにして下さい。
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まとめ
ここでは、再び管理人がこの場で記事全体を総括したいと思います。
A美さんご登場頂き、ありがとうございました。
いかがでしたか?ウイルス性胃腸炎は、症状が治まっても油断してはいけない病気だということが理解できたのではないでしょうか?普段から除菌などに気を配り、生活していくことで、感染のリスクを下げることができます。
感染予防については、先ほども項目別にご紹介しましたが、改めてお伝えしますと、
- 手洗い・うがい
- 生の食品を食べない
- 調理器具の除菌
- 賞味期限・消費期限の確認
- 腸内環境を整える
これらは、ウイルス性胃腸炎に感染する前の予防として、感染のピークである冬の時期は徹底するようにされて下さい。
あまりウイルスの恐怖に縛られるのも考えものですが、自分だけでなく家族や、周囲に迷惑をかけないためにも、最低限感染予防の基本となる手洗いや、うがいは行っていきましょう。
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