ノロウイルス 牡蠣による発症確率は?感染経路(感染源)に驚愕の事実が!
牡蠣によるノロウイルスの発症確率は、どの位でしょうか?
また、牡蠣によるノロウイルスの感染経路(感染源)について、驚愕の事実をお伝えします。
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ノロウイルス 牡蠣による発症確率はどの位?
牡蠣によるノロウイルスの発症確率は、低くはありません。
ただ、その発症確率を明確な数値で表すことはできません。なぜなら、ノロウイルスが体内に入っても、その人の体調、体質などによって、発症しない場合もあり、個人により差があるからです。
お年寄りや子供など抵抗力の弱い人は、少量のノロウイルスでも、体の中に入ると、腸内で増殖して発症するケースもあります。
このように、発症確率を明確に表すことはできませんが、食中毒患者の半数以上がノロウイルスによるもので、牡蠣も密接に関係しています。ですから、発症確率は低くはないのです。
ノロウイルスで牡蠣からの感染経路(感染源)はどこから?
ノロウイルスにおける牡蠣からの感染経路(感染源)についてお話します。
牡蠣から人への感染経路を挙げます。
牡蠣などの二枚貝は、海水を吸い込み、そこから微生物やプランクトンをろ過して食べています。そして海水にまぎれ込んだウイルスを取り込むと、貝の内臓器官に蓄積していきます。ですから、ノロウイルスは溜まりやすく、保有している確率が高い生物なのです。
十個~十数個に一個の割合でノロウイルスを持っています。
それから、食中毒は冬場に多く、牡蠣というのは旬が冬で、生で食べることが多いので、他の二枚貝と違い、感染源として大きいのです。
感染経路をたどっていくと、海に行き着くわけですが、下水処理場で除去しきれない人間の排泄物などの汚水に含まれる微量のウイルスが、海に流れ出すのが、感染源です。
ノロウイルスへの感染は、貝に原因があるというより、人間にあるといってもよいのです。
また、ノロウイルスの感染経路で最も多いのは、人から人へというものです。
そこから考えると、調理場において、ウイルスを持った生牡蠣を触り、その手で別の食品や調理器具を触ることで、調理者や、食事した人へ感染し、拡大する。そのケースには、十分な注意が必要です。
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牡蠣によるノロウイルスへの感染を防ぐには
最後に、対策についてお話します。
最近では、「陸上養殖」の研究が進んでおり、食中毒を起こさない牡蠣を作ることができます。
しかし、現段階では、生牡蠣を食べる時には、注意が必要です。
鮮度だけではなく、「生食用」か「加熱用」かの選択が重要です。
「生食用」と表示されているものは、厳格な審査をへて、ウイルスがないと判断され、出荷されている牡蠣です。生で食べる時は、この「生食用」でなければなりません。「加熱用」を生で食べると危険です。
それでも、「絶対にノロウイルスに感染しない」という保証はありません。生食用であっても、生で牡蠣を食べる時には、多少なりともリスクがある事を念頭に置いておいてください。
では、加熱調理についてです。
85℃~90℃で、90秒以上加熱します。それにより、ノロウイルスは死滅します。
調理法は、ゆでる、焼く、揚げるなどありますが、とにかく、中心部まで熱をしっかりと通すのが大事です。よく加熱したつもりでも、中が冷たい場合には要注意です。
調理器具も、加熱などの方法で、消毒する事が大切です。
手洗いは、第一の予防法ですから、怠らないようにしましょう。
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