双極性感情障害 症状の特徴とは?分かりやすく徹底解説!
双極性感情障害とは、別名「双極性障害」や昔だと躁鬱病と呼ばれていた病気です。
ここでは、双極性障害の感情部分に着目し、症状の特徴や、原因を簡単に見ていきましょう。そして、治療の為に私が心がけていることを参考にしていただければと思います。
私は、双極性障害と言う名前しか聞いたことがなかったので、最初に双極性感情障害と聞いた時は違和感がありましたが、考えてみると確かに感情障害ですよね。
感情の起伏が自己制御出来ない症状なので、間違いではない言い方です。
もう10年以上双極性障害と向き合ってきましたが、改めて双極性障害と向き合うのも振り返りの記録としても残しておきます。
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双極性感情障害(躁鬱病)の症状の特徴
今回は、双極性障害の中でも双極性感情障害と呼ばれる部分に着目し、感情部分での症状の特徴をお伝えしていきます。双極性障害は2種類に分けられており、そう状態とうつ状態の特徴によって区分されています。
双極性感情障害Ⅰ型
双極性感情障害Ⅰ型の感情の特徴としては、敵対心が強く現れます。そのため、攻撃的になり、暴力を振るう患者もいます。他にも、自分はなんでもできるという感情に駆られ、金銭面など気にせずに買い物をしたり、急に会社を辞めて起業したりなどの感情的な行動がみられます。
双極性感情障害Ⅰ型の感情の矛先は、周りの人に向けられることが多くありますので、周囲も判断しやすいです。
私の場合は、よく人の話に首を突っ込む傾向がありました。普段なら聞き手に回っているのに、自分の考えを押し付けることが多くなっていました。
双極性感情障害Ⅱ型
双極性感情障害Ⅱ型の感情の特徴は、自分に向けられる感情が増えます。分かりづらいかと思いますが、「あれしたいこれしたい」と自分のしたいことが沢山出てきます。自分のやりたいことが周囲に影響を及ぼすこともあり、影響力はⅠ型よりも低いです。
Ⅱ型の心配な部分は、やりたいことがありすぎて身体がついてこないことです。
そして、うつ状態に感情が変化していく場合があることです。双極性感情障害Ⅱ型は、感情の起伏が分かりづらく、そう症状とうつ症状が混同した状態になることがあります。
私自身、混同状態の時は自分を見失うことが多く、情緒不安定になります。悪化すれば自傷行為の引き金にもなりますので、注意が必要です。
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双極性感情障害の原因は解明されている?
双極性感情障害の明確な原因は、正確には解明されていません。一般的には、遺伝・環境によるストレスが言われていますが、一部では脳障害という話もあります。有力視は、遺伝・環境によるストレスが重なった場合に発症すると言われています。
私も、振り返ってみると、遺伝・環境によるストレスが重なっています。ですので、両親に精神疾患があり、ストレスを溜め込んでいる方は注意しておきましょう。
双極性障害のそう状態は、患者本人は気づかないですし、周囲も気づきにくいという難点があります。ですので、思い当たる方は軽く日記をつけてみるのも一つの方法です。
また、感情の起伏が文章に現れることがあります。そのため、読み返してみるとそう状態の自分に気づいたり、医師の診断の際にも役に立ちます。
双極性感情障害治療のために自分がすべきこと
双極性感情障害の治療に向き合っていく中で、患者自身ができることがあります。
それは具体的にどういったものかと言うと、
- 生活リズムを整える
- 簡単な日記をつける
- 軽い運動をする
- 趣味を見つける
私は、上記のことを少しづつですが取り入れています。
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生活リズムを整える
双極性障害の患者にとっては、とても難しいことです。薬の影響で朝起きれなかったり、そう状態が続き、生活リズムが乱れることは日常茶飯事です。
しかし、整えようとする気持ちがとても大切です。絶対にしなければいけないと意気込むのではなく、「朝何時に起きて何時に寝れたらいいな」ぐらいの気持ちで生活しています。
あまり気負いすぎて、できなかった自分を責めることになっていくのはいけません。仮に7時に起きようと思っていて、実際は9時に起きてしまった場合も「午前中には起きれた」とプラスに考えます。
「自分にとって身体が9時に起きたかったのだな」とか、そう思うと起きれなかったことに後悔することが減ります。
自然に生活リズムを整えていくのがオススメです。
簡単な日記をつける
感情の起伏を知るためにも、一行でもいいので今日の気分を書いていきます。きちんと毎日つけなくてもいいのです。2、3日に一回でも何か出来事があった時に書いてみてください。
例えば、「買い物に行った時に欲しいものがたくさんあった」「1日中動きたくない気分だった」など、簡単で大丈夫です。見返してみると、治療の役に立ちますし、カウンセリングの時もスムーズに自分のことを話せます。
軽い運動をする
生活リズムを整えることに通じてきますが、やはり動くことは大切です。私は、ベッドに横たわっていることが多く、動きたくない日が続くと主人が一緒にストレッチをしてくれます。
強張った身体がほぐされ、翌日はベッドから起き上がって買い物に行ったり、家事ができたりなど、プラス面が多いので少しでも運動をしてみましょう。
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趣味を見つける
双極性感情障害の感情の起伏を安定させるには、趣味はとても大切だと思います。自分が楽しいと思えることなら何でも大丈夫です。
私は、好きなゲーム実況などを見て笑ったり、漫画を読んで泣いていたり、こうやって文章を書くことも趣味の一つです。書くことで自分の考えや、知らないことを知る機会にもなり、社会と繋がっている感があるので、ネットサーフィンなんかも好きです。
趣味はインドア・アウトドア関係ないので、何か自分の居心地のいい場所(趣味)を見つけてみましょう。
まとめ
今回は双極性障害の感情部分に着目してみましたが、いかがでしたか?
感情の起伏が激しい双極性障害は自分を見失いがちですが、自分を見失わないために、治療においても自分でできることを見つけていきましょう。
投薬や、カウンセリングだけでは、安定期間を維持することは難しいです。自分なりに安定した気持ちを維持できる方法を見つけてみてください。
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