急性胃腸炎の検査方法は?項目別に詳細解説!
急性胃腸炎は、様々な検査方法が各病院で採用されていますが、あなたは検査方法について詳しく知っていますか?
正直私は、医師の言われるまま動いていたので、検査方法が複数あることも初めて知りました。
今回は、急性胃腸炎の各検査方法や、費用・所要時間など、それぞれ項目ごとに分けて解説していきます。
急性胃腸炎は、嘔吐や下痢を繰り返しますので、とても辛いですよね。
早く治すためにも、意外と知られていない正しい治療方法も一緒に学んでいきましょう。
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急性胃腸炎の検査方法
急性胃腸炎とは、通常「お腹の風邪」とも言われています。急に嘔吐や下痢などの症状を発症するので、急性胃腸炎という診断名がつきます。
しかし急性胃腸炎には、ウイルス性と、細菌性のもの2種類に分類されています。
今回紹介する検査方法は、急性胃腸炎の原因がウイルスによるものなのか、細菌によるものなのかを見分ける検査方法になります。
ラピッドテスト
ラピッドテストとは、急性胃腸炎の簡易検査として使用される検査方法です。
患者の便や、吐しゃ物を綿棒で採取し、専用の検査薬をかけて陽性か陰性かの判定結果を待つタイプになります。
陽性であればウイルス性ですし、陰性であれば細菌感染という診断になります。
例を挙げると、インフルエンザの時に鼻に綿棒を入れられ、検査されることがありますよね。急性胃腸炎のラピッドテストも同様です。
ただし、ウイルスの量が一定量超えていないと陽性とならないため、陰性と判断が出ても体内にウイルスが潜んでいる場合があります。
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ノロウイルス抗原「BLEIA法」
名前の通り、ノロウイルスに特化した検査方法です。特殊な装置を使用するため、どこの病院でもBLEIA法の検査ができるわけではありません。
BLEIA法は、食品従事者のノロウイルス検査法に使用されることが多く、個人での検査というよりも食品を扱う企業が取り入れている検査方法になります。
ウイルス分離培養、ウイルス抗体測定、細菌培養
患者の便からウイルスや、細菌を特定するための検査方法です。
こちらも特殊な機器を使用し、特定のウイルスや、細菌が本当に体内に繁殖しているのかを調べることができます。
上記の3種類が、急性胃腸炎の検査方法になります。
では、次は気になる各検査の費用と時間について見ていきましょう。
検査料金(費用)と検査時間はどれ位かかる?
ではそれぞれの検査方法に対する検査料金と時間を見ていきましょう。
ラピッドテスト
ラピッドテストは、保険適用外の検査方法です。検査料金(費用)は、数千円と意外と手軽にできます。病院によって若干費用が変わりますので、身近に検査を受けた方がいたら事前に聞いて参考にするのもいいですね。
病院代とはいえ、少しでも出費は減らしたいですしね。
簡易検査として行われるラピッドテストは、検査結果が出るまで約10分と早いです。
インフルエンザの検査もその場ですぐに分かりますので、患者としてもすぐに陽性か陰性か分かるのはありがたいですね。
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ノロウイルス抗原「BLEIA法」
ノロウイルス抗原「BLEIA法」の検査費用は、保険適用外で3万円程度かかりますので、個人向けではありません。
食品を扱う会社や給食センターなどが、取り入れている検査方法になります。
特殊な器械を使い、ノロウイルスの有無を検査するため、検査結果が出るまでに最短でも2日かかります。
長い場合だと、検査結果が分かるまでに1週間ほどかかりますので、その間に急性胃腸炎が治ってしまいますね。
ウイルス分離培養、ウイルス抗体測定、細菌培養
こちらも、保険適用外で検査料金は数千円ですが、幼稚園や、介護施設などが毎月定期的に行う検査として活用されています。
BLEIA法同様、専用の器械が必要になるので、検査結果が出るまで最短でも2日、長い場合は1週間ほどかかります。
検査方法や、検査料金・時間などを、それぞれ見ていきましたがいかがでしたか?
私が幼いころ、嘔吐や下痢の症状で病院に行った時は、問診後に必ず浣腸されてました。その後はぐったりしていたので、よく覚えていませんが・・・。
主人が保育園の給食室で働いていた時、毎月検便を行うことが義務付けられていましたね。
本人に自覚症状が出ていなくてもウイルスの有無が分かるので、未然にウイルス感染などを防ぐための検査といったところでしょうか。
基本的に、検査が必要だと医師が判断した時以外は検査を行いません。
なので、会社に診断書の提出をする方は、事前に明確な原因を特定する検査が必要か会社に確認しておきましょう。
では、特にウイルスの有無検査をせずに、急性胃腸炎ということで診断が出た場合は、どのような治療となるのでしょうか?
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急性胃腸炎の治療法はどうするの?
急性胃腸炎と診断された場合、正しい治療法とは一体どういったものなのでしょうか?
病院では、抗生物質が処方されて「数日安静にしていてください」と言われるだけですが、実際に治療を行うために大切な事は何なのでしょうか。
- 水分補給をこまめに行う
- 胃に優しい食事にする
- 下痢・吐き気止めは使用しない
以上の3点が、急性胃腸炎の治療法として大切な項目になります。
急性胃腸炎と診断された場合は、脱水症状を引き起こす場合がありますので、水分補給は忘れずに行いましょう。
急性胃腸炎にかかっている間の食事に気を配るのはもちろんですが、症状が落ち着いた後も胃腸は弱っている状態なので、しばらくは胃に負担をかけないようにしていきましょう。
私なんか、治ったと思って辛いもの食べたら、胃がびっくりして胃痛に苦しむ事が良くあります。アフターケアも大切です。
そして意外なのが、下痢・吐き気止めは使用しない、という部分ですよね。
急性胃腸炎で一番辛いのは、下痢や嘔吐の症状です。この症状は体内に潜んでいるウイルスや細菌を、体外に排出するための防衛反応なのです。
なので、薬で無理やり止めてしまうと、体外に排出することができず、周囲への二次感染のリスクも高まります。そして、何より完治までに時間がかかってしまいます。
まとめ
急性胃腸炎は、ウイルス性と細菌性に分かれていますが、医師が検査が必要と判断した場合のみ検査を行うのが一般的です。
もし、会社に診断書の提出が必要な方は事前に、急性胃腸炎の原因を特定する必要があるか確認をしておきましょう。
急性胃腸炎と診断された場合は、水分補給をしっかりと行い、悪いものは全て出していきましょう。
嘔吐や下痢の症状が治まっても、体内にウイルスなどが潜んでいる場合があります。食事や、二次感染に注意し、1ヶ月ほどは様子を見ていくことをオススメします。
できることなら、かかりたくない病気ですが、かかった場合は正しい治療法で早く元気になれるようにしましょう。
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